瞑想との出会い②

コラム

前回は、このままでは溺れてしまうと思うほど苦しい状態だった私が
ある本を手にするところまで書きました。

それから私はその本の著者に会いに行くことを決めるのですが、
今日は、その方との初めての対面のことを書いてみたいと思います。

本を読んでから著者に直接対面するまで、私の状況は相変わらずでしたが、
不思議と溺れるほどのしんどさは軽減していました。

でも、私は本にある瞑想というものを著者に会う前に自分で試すことはしませんでした。

そして、正直、自分が瞑想をするのかどうか・・・も、
その時点ではまだはっきり決めていませんでした。

著者自身に実際に会って、その人をちゃんと見てからにしたいと思ったからです。
そういう警戒心があったことも事実です。

いよいよその日、私は家族をそれぞれ送り出し、
いつもより早めに家事を済ませて約束の場所へ向かいました。

頭では警戒していながら、内側ではもう全てを決めていたのだな、と
今となってはわかります。

ノックして開いたドアの先に立っていたのは、やはり
「初めてのはずなのに知っている人」(と感じる人)でした。

初対面なのに旧知の仲のように、私は抵抗なく心を開き、
自分の今の状況をその人に話しました。

きっと切羽詰まった話し方になり、起承転結もめちゃくちゃだったのでしょう。
その人は少し困ったように笑い、「わかりました。では、あなたは○○したいのですね。」
と私の話を整理してくれました。

そして、瞑想のやり方を教えてくれました。

この瞑想法の一番最初にやることが「心を開く」ということなのですが
具体的には「今の自分や自分の周りの人々や環境や状況をとりあえず今はそれで良しとする気持ちになる」
ことを意味します。

しかしながら私は、「自分の母と誰々と誰々は嫌です。
その人たちだけはどうしても受け入れられません。」と答えてしまいました。

考えた結果というより
受け入れるには、その人たちに対して溜まってしまった感情が
自分のキャパシティを超えてしまっていたからだと思います。

すると、その人は「いいですよ。では、その人達は入れようとしなくてかまいません。」と言うのです。

その言葉に拍子抜けしたように、私はやっと安心して瞑想に入って行けたのでした。

それは、瞑想のやり方を教わるというより
その世界に誘導してもらったような不思議な感覚でした。

そして、実際に瞑想をやってみて・・・驚きました!

これまで「重たい・・・捨てたい・・・」と長年思いながらどうすることもできなかったものが
ほんの数分の瞑想で空っぽになってしまったのです。

瞑想を終えて「どうですか?」との問いに
私は思わず「フワッと軽い感じ」と答えました。

その人は、それからこう付け加えました。

「この方法は確実なのですが、一つだけ欠点があります。
それは時間がかかるということです。」

今はその意味が良くわかります。

挨拶を終えて部屋を出た後、私はそのフワッと軽いものを感じながら家路につきました。

不思議でした。
その人は、これまで私が体験したあらゆるセミナーやカウンセラーがしたことを何もしなかったのです。

私の話に同情したり、まして「ああしなさい、こうしなさい。」「もっとこうなりなさい。」
といったことは一言も言いませんでしたし、アドバイスなどもありませんでした。

一切の恣意性がなく、その人はただ黙って私の話を聞いて
瞑想のやり方を説明してくれただけでした。

いったいこれは何なんだろう。

胸のあたりが広がって大きく膨らんで
気が付くと、バラバラと鎖が切れていく・・・

ここにこんな鎖があったのだ!

ボロボロと崩れ落ちる鎖を感じて
初めて私は自分自身にそんな鎖があったことを知ったのでした。

「私は○○してもいいし、××してもいいんだ」
「私が幸せになるためにしてはならないことは何もないんだ」

誰にそうしろと言われたわけでもないし、許しをもらったわけでもないのに
自然に私はそう思いました。

私の心が躍動を始めました。

高速バスに揺られること2時間。
その後、路線バスを乗り継いで1時間。
歩いて20分。
少し不便な場所にある我が家までの距離が飛んで無くなってしまったような帰路でした。

これから自分が瞑想をするのかも、その人を師とするのかも
何もかも白紙で臨んだ面談でしたが、

私は、そんな理性や警戒心を自分が持っていたことすら忘れ、
また、現実の問題はそのままではありましたが、
そこから毎日の瞑想を楽しむ生活が始まったのでした。

時間がかかるという欠点を持つこの瞑想を
やらないという選択肢はもうなかったのです。

時間はかかっても、揺らがない、失うことのない幸せを得たい
自由に人生を楽しんでみたい。

そう思う人がもしいたら
どうぞ金井メソッドのドアをノックしてください。

きっかけは何でも構いません。

「幸せになりたい」その気持ちを持つ人なら
ノックさえすれば誰でも開く扉です。

お待ちしています。

  

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